1級管工事施工管理技士は、配管・空調・給排水・衛生設備などの工事を、安全・品質・工程・原価の4つの観点で管理し、現場をまとめる国家資格です。第一次検定に合格すると「1級管工事施工管理技士補」になります。第二次検定に合格すると「1級管工事施工管理技士」として認められます。
1級管工事施工管理技士 過去問
解説あり
試験最新情報
令和8年度(2026年) 第一次検定日
2026年9月6日(日)
試験日まで、19日
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1級管工事施工管理技士について
管工事施工管理技士とは
管工事施工管理技士の仕事内容
1.工事計画の立案(工程や手順、必要な人員・資機材の計画)
2.現場の進行管理(工程・品質・安全・原価の4管理)
3.関係者との調整(協力会社、職人、元請・下請、施主など)
4.書類作成と報告(計画書、提出図書、各種記録)
※配管(給水・給湯・排水・ガス)、空調・換気、消火などの設備工事全体のマネジメントを行います。
管工事施工管理技士の役割
管工事施工管理技士は、「自分の手で工事する人」ではなく「配管工事の現場監督」です。エアコンや換気設備(空調設備)、給排水・衛生設備(トイレやお風呂等)、ガス配管や冷暖房の配管工事のような現場を管理します。品質管理、工程管理、安全管理、原価管理の4つを行い、工事がうまく進むよう現場をまとめる役割です。
受検資格
第一次検定
<受検資格>19歳以上
学歴に関係なく、受検年度の末日に19歳以上であれば受検可能(実務経験不要)
第二次検定
<受検資格>
第二次検定を受検するには、新受検資格または旧受検資格の条件を満たす必要があります。
令和6年度から令和10年度までは、制度変更に伴う経過措置として、新受検資格と旧受検資格のどちらでも受検できます。
新受検資格には、主に次の区分があります。
・1級第一次検定合格後の実務経験が5年以上ある人
・1級第一次検定合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上ある人
・1級第一次検定合格後、監理技術者補佐としての実務経験が1年以上ある人
・2級管工事施工管理技術検定の第二次検定に合格し、さらに1級第一次検定に合格したうえで、2級第二次検定合格後の実務経験が5年以上ある人
・2級第二次検定合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あり、さらに1級第一次検定に合格した人
受検資格には細かな条件があります。申込前に、受検の手引で自分が該当する区分を確認する必要があります。
勉強方法
必要な勉強時間
第一次検定については約 150~300時間、第二次検定については約 100~200時間、合計約250時間〜500時間とされています。
ただし、これらは公式に定められた時間ではありません。管工事に関する知識や実務経験、1日に勉強できる時間などによって変わります。
効率的な学習方法
・第一次検定は過去問中心に満遍なく復習する
・第二次検定は問題文の条件や図を読み取り、要点を整理して書く練習をします
試験の概要
試験会場、都道府県
試験会場:札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10地域
試験日時
第一次検定:2026年9月6日
第二次検定:2026年12月6日
受検手数料
第一次検定:12,700円(非課税)
第二次検定:12,700円(非課税)
※インターネット申込の場合は別途250円(税込)の事務手続手数料が必要です。
合格発表
第一次検定 合格発表:2026年10月8日
第二次検定 合格発表:2027年3月3日
出題方法
【第一次検定】
・出題形式:マークシート式(四肢択一)
令和8年度の受検の手引では、具体的な問題数はまだ公表されていません。
令和7年度の実績では、73問出題中60問を解答しました。午前は44問中33問、午後は29問中27問を解答する形式でした。
・試験時間:午前2時間30分+午後2時間(合計4時間30分)
<出題内容>
以下のようなジャンルから出題されます。
管工事の施工:配管の種類、施工方法、設備の仕組みなど
法規:建築基準法、労働安全衛生法など
工程管理:工事のスケジュール管理、工期の短縮法など
品質管理:材料や施工精度のチェックポイント
安全管理:現場での危険回避、安全装置の使い方など
原価管理:予算、見積り、コスト削減の考え方
【第二次検定】
・出題形式:記述式(手書き)
出題形式
記述式による筆記試験です。
令和8年度の具体的な問題構成は、現時点では公表されていません。
令和7年度の実績では、問題1~3をすべて解答し、問題4・5のうち1問を選んで解答する形式でした。
(合計4問で、問題4と5の両方に答えると減点です。)
・試験時間:2時間45分
<出題内容>
施工計画・安全・品質などに関する記述問題:与えられた条件や図面などをもとに、施工計画・安全・品質などについて記述します。
工程管理:工程表の読み取り、手順の説明
安全管理:危険要因と対策の記述
品質管理:品質確保のための取り組み
受検申請
受検申請方法は、受検者の状況により異なります。以下の区分をご確認ください。
新規受検申込者(「第一次検定・第二次検定(新受検資格)」「第二次検定のみ(新受検資格)」)
申込方法:インターネット申込
申込用紙の販売:なし
※令和6年度より、第一次検定は、学歴・実務経験に関係なく受検年度末時点で19歳以上が受検可能となりました。
ただし、第二次検定(実地試験)を受検する際には、一定の実務経験が必要です。
新規受検申込者(「第一次検定・第二次検定(旧受検資格)」「第二次検定のみ(旧受検資格)」)
申込方法:書面申込
申込用紙の購入:必要
※旧受検資格での申込には、申込用紙の購入が必要です。
新規受検申込者(「第一次検定のみ」)
申込方法:インターネット申込
※第一次検定のみを受検する場合、インターネット申込が必須です。
再受検申込者
再受検の申込方法は、受検する区分と過去の受検実績によって異なります。
第一次検定・第二次検定を再受検する場合
・直近の受検実績が平成27年度以降の人は、インターネット申込です。
・直近の受検実績が平成16年度から平成26年度までの人は、書面申込です。
第二次検定のみを再受検する場合
・直近の受検実績が令和3年度以降の人は、インターネット申込です。
・直近の受検実績が平成27年度から令和2年度までで、第一次検定に合格している人は、インターネット申込です。
・直近の受検実績が平成16年度から平成26年度までで、第一次検定に合格している人は、書面申込です。
・平成28年度から令和2年度までの旧制度の学科試験のみの合格者で、所定の経過措置による2回目の第二次検定を申し込む人は、インターネット申込です。
第一次検定のみを受検する場合
第一次検定のみの申込には、現在は「新規」と「再受検」の区別がありません。過去に受検したことがある人も、新規受検者と同じ方法でインターネットから申し込みます。
同じ年度に第二次検定まで受検したい場合
同じ年度に第一次検定と第二次検定の両方を受検したい場合は、申込時に「第一次検定・第二次検定」の区分を選ぶ必要があります。
申込完了後は、検定区分や新受検資格・旧受検資格の区分を変更できません。
受検申請受付期間
<インターネット申込>
期間:2026年5月7日(木)10:00~5月21日(最終日は23:59まで)
※24時間受付可能
※支払方法はクレジットカード払い、コンビニ払いが選べます。コンビニ払いの選択可能期間は2026年5月18日(月)までです。
< 書面(郵送)申込> ※一部の申込者のみ対象
期間:2026年5月7日(木)~5月21日(木)当日消印有効
※「旧受検資格」での一部の申込など、対象者が限られます。必ず受検区分(新受検資格/旧受検資格、第一次のみ/第一次・第二次など)に合う申込方法を確認してください。
<申込用紙の販売期間>(書面申込用)
・インターネット等からの郵送販売:2026年4月22日(水)~5月13日(水)まで
・対面による窓口販売:2026年4月22日(水)~5月21日(木)まで(土日祝休み)
受検票の発送
令和8年度は公式の手引より、第一次検定は8月17日発送予定、第二次検定は11月16日発送予定です。
免除制度
①【第一次検定の免除】
すでに学科試験(第一次検定)に合格済みの人は、「1級管工事施工管理技士補」となり、その合格は無期限で有効となり、以後は、第二次検定のみを受検することができます。
ただし、旧制度の学科試験のみ合格者については別途経過措置があります。
②【2級合格者の優遇】
2級管工事施工管理技術検定の第二次検定合格者で、かつ1級第一次検定合格者に当てはまる人は、1級第二次検定の別の受検資格区分で受けられる場合があります。
必要な実務経験年数は一律ではなく、5年以上、または特定実務経験1年以上を含む3年以上など、区分ごとに異なります。
③【旧受検資格の経過措置】
第二次検定は、制度改正に伴う経過措置として、令和10年度まで旧受検資格でも受検できます。
※科目合格制度はなく、第一次検定・第二次検定それぞれが合否判定されます。
なお、同じ年度に第二次検定まで進みたい場合は、申込時点で「第一次検定・第二次検定」の区分で申し込む必要があります。申込締切後は検定区分の変更ができません。
合格情報
合格基準
第一次検定の合格基準
令和8年度に事前公表されている合格基準は、次の両方を満たすことです。
・全体の得点が60%以上
・施工管理法(応用能力)の得点が50%以上
ただし、試験の実施状況などを踏まえて、基準が変更される場合があります。
令和7年度は60問を解答する形式であったため、具体的な合格基準は、60問中36問以上、かつ施工管理法(応用能力)8問中4問以上でした。
令和8年度の問題数はまだ確定していないため、「36問以上」「8問中4問以上」という数字は、令和7年度の参考情報です。
第二次検定の合格基準
第二次検定の合格基準は、原則として得点が60%以上です。
ただし、試験の実施状況などを踏まえて、基準が変更される場合があります。
不合格者には、次の評定が通知されます。
評定B:得点が40%以上、合格基準未満
評定C:得点が40%未満
設問ごとの得点は通知されません。
合格証明書の交付
第一次検定に合格すると、希望者は第一次検定合格証明書の交付申請を行うことができます。
第二次検定に合格すると、希望者は第二次検定合格証明書の交付申請を行うことができます。
合格を正式に証明する書類が必要な場合は、合格通知書に付いている交付申請書を使って申請します。
第一次検定・第二次検定ともに、交付手数料としてそれぞれ1件につき2,200円分の収入印紙が必要です。
第一次検定合格証明書は、1級管工事施工管理技士補であることを示す書類です。
第二次検定合格証明書は、1級管工事施工管理技士であることを示す書類です。
施工管理技士(技士補を含む)の資格そのものは、基本的に期限がなく、更新はありません。
施工管理技士補は永久資格です。
ただし、監理技術者として工事現場に専任で配置される場合、別途監理技術者資格者証が必要で、資格者証の有効期間は原則交付日から5年間です(資格の種類により例外がある場合があります)。
合格率の推移
第一次検定の推移
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度(2021年) | 15,827人 | 3,792人 | 24.0% |
| 令和4年度(2022年) | 16,839人 | 7,231人 | 42.9% |
| 令和5年度(2023年) | 14,990人 | 5,628人 | 37.5% |
| 令和6年度(2024年) | 23,240人 | 12,147人 | 52.3% |
| 令和7年度(2025年) | 23,826人 | 9,224人 | 38.7% |
第二次検定の推移
| 年度 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度(2021年) | 4,540人 | 3,330人 | 73.3% |
| 令和4年度(2022年) | 6,618人 | 3,769人 | 57.0% |
| 令和5年度(2023年) | 7,194人 | 4,471人 | 62.1% |
| 令和6年度(2024年) | 8,736人 | 6,661人 | 76.2% |
| 令和7年度(2025年) | 6,886人 | 4,360人 | 63.3% |