1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問69 (問題B ユニットf 問4)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問69(問題B ユニットf 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 災害発生の頻度を示すものを強度率、災害の規模程度を示すものを度数率という。
  • 災害及び事故が発生した場合は、人命の安全確保を最優先するとともに、作業を中止して、工事現場の安全確保に努め、二次災害を防止する。
  • ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。
  • 建設工事に伴う労働災害とは、工事関係者及び工事関係者以外の第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

建設工事における安全管理に関する問題です。

選択肢1. 災害発生の頻度を示すものを強度率、災害の規模程度を示すものを度数率という。

災害発生の頻度を示すものを度数率、災害の規模程度を示すものを強度率という

 

災害発生の頻度を示すものが度数率で、100万延べ労働時間当たりの労働災害による死傷者数を示します。

度数率=(死傷者数/延べ労働時間数)×1,000,000

 

災害の規模の程度を表すのが強度率で、1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数です。

強度率=(労働損失日数/延べ労働時間数)×1,000

選択肢2. 災害及び事故が発生した場合は、人命の安全確保を最優先するとともに、作業を中止して、工事現場の安全確保に努め、二次災害を防止する。

問題文内容通りです

 

問題文は、労働災害や事故発生時の措置について述べたものです。

1) 連絡・通報体制を整備し、現場に掲示するとともに、訓練を定期に行い緊急時対応が、適切にできるようにすることです。

2) 労働災害や事故発生時には、工事を中止し、不要な機械の電源は停止し、被災者の救助を最優先させます。

3) 火災や土砂崩壊、有毒ガス漏えいなど、二次災害や危険区域拡大の恐れがあるため、作業者を誘導避難させます。

4) 二次災害防止には、立ち入り禁止・機械装置の停止・二次崩壊防止・換気措置などを行います。

選択肢3. ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。

問題文内容通りです

 

ハインリッヒの法則から、ヒヤリハット活動によって、300件のヒヤリハットを発掘して対策を講じれば、重大事故が防げることになります。

選択肢4. 建設工事に伴う労働災害とは、工事関係者及び工事関係者以外の第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

建設工事に伴う公衆災害とは、工事関係者以外の第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう

 

公衆災害には、第三者の死亡や負傷、家屋や車両などの財産破壊、工事施工による騒音・振動・粉じんなどが有り、社会の常識から許容できないものを含みます。

 

国土交通省発行の、「建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事編)」、「建設工事公衆災害防止対策要綱の解説」に公衆災害についての詳細が記されています。

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02

建設工事における安全管理に関する問題です。

選択肢1. 災害発生の頻度を示すものを強度率、災害の規模程度を示すものを度数率という。

 

災害発生の頻度を示す→度数率

災害の規模程度を示す→強度率

 

設問は逆になっているため、誤りです。

選択肢2. 災害及び事故が発生した場合は、人命の安全確保を最優先するとともに、作業を中止して、工事現場の安全確保に努め、二次災害を防止する。

 

文章の通りです。

 

・人命の安全確保の最優先

・作業中止

・現場の安全管理

・二次災害の防止

が災害・事故が発生した場合の対応です。

選択肢3. ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。

 

文章の通りです。

 

ハインリッヒの法則では

1件の重大事故には

軽度の事故29件ヒヤリハット300件があると考えられています。

選択肢4. 建設工事に伴う労働災害とは、工事関係者及び工事関係者以外の第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

 

労働災害とは労働者本人が生じた災害になります。

設問の説明公衆災害に該当します。

 

よって設問は誤りです。

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03

労働災害の範囲や定義についての理解が問われています。

選択肢1. 災害発生の頻度を示すものを強度率、災害の規模程度を示すものを度数率という。

誤りです。正答です)用語の意味が逆になっているため、誤りです。

「頻度=度数」「重さ=強度」と整理してください。

 

度数率(Frequency Rate→ 災害の発生頻度を示す指標。
 一定の労働時間あたりに何件の災害が起きたかを表します。

強度率(Severity Rate→ 災害の重さ・深刻さ(規模)を示す指標。
 災害によって失われた延べ労働日数(損失日数)を基に計算されます。

選択肢2. 災害及び事故が発生した場合は、人命の安全確保を最優先するとともに、作業を中止して、工事現場の安全確保に努め、二次災害を防止する。

正しいです。

労働安全衛生法や建設業法に基づく安全衛生管理の基本です。

選択肢3. ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。

正しいです。

ハインリッヒの法則とは、アメリカの安全技師ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが提唱した理論で、労働災害の発生には一定の法則性があるという意味です。重大事故は突然起こるのではなく、日常の小さな異常やミスの積み重ねの先にあり、ヒヤリ・ハットや軽微な事故の段階で対策を講じることが、重大事故の予防につながります。

選択肢4. 建設工事に伴う労働災害とは、工事関係者及び工事関係者以外の第三者の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

誤りです。正答です)労働災害ではなく公衆災害です。

第三者への被害や迷惑は、公害や民事上の損害賠償の対象にはなり得ますが、労働災害の定義には含まれません。

まとめ

施工管理技士としては「現場の中だけを見ていればいい」わけではなく、地域全体の安全と安心を守る視点が求められるということです。

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