1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問26 (空気調和・給排水衛生設備 問12)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問26(空気調和・給排水衛生設備 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

上水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 配水管から給水管を分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、0.98MPaを超えないようにする。
  • 配水管を軟弱層が浅い地盤に敷設する場合には、管底以下、管径の1/5〜1/2程度(最低15cm)を砂又は良質土に置き換える。
  • 水の供給を受ける者の給水装置は、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えたときに、水漏れ、変形・破損その他の異常を生じないものとする。
  • 2階建て建物への直結の給水を確保するためには、配水管の最小動水圧は、0.15〜0.2MPaを標準とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

上水道に関する問題です。

選択肢1. 配水管から給水管を分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、0.98MPaを超えないようにする。

配水管から給水管を分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、0.74 MPaを超えないようにします

 

水道施設設計指針の3章で次のような指針があります。

【 目標の配水管の最小動水圧と最大静水圧並びに給水方式は、水道施設の整備状況、都市化進行状況、局所的地形条件等に応じて各水道事業等が独自に定め、最小動水圧は 150kPa以上最大静水圧は 740kPa 以下を基本とします。 】

選択肢2. 配水管を軟弱層が浅い地盤に敷設する場合には、管底以下、管径の1/5〜1/2程度(最低15cm)を砂又は良質土に置き換える。

問題文の通りです。

 

水道施設設計指針から抜粋します。

軟弱層が浅い地盤への管布設では、管重量・管内水重・埋戻し土圧等を考慮し、管底部での土圧増加分を計算し、沈下量を推定し、管種や継手の特質から安全対策を講じます。

管底以下、管径の 1/5〜1/2 程度(最低 0.15m)は、砂又は良質土に置換えます。 】

選択肢3. 水の供給を受ける者の給水装置は、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えたときに、水漏れ、変形・破損その他の異常を生じないものとする。

問題文の通りです。

 

「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第1条(耐圧に関する基準)」第1項第1号に次のように規定されています。

 

【 給水装置は、耐圧性能試験により 1.75 MPaの静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じない。 】

 

ここでいう給水装置は、加圧装置や加圧装置の下流側に設置される給水用具、熱交換器内における浴槽内の水等の加熱用の水路は規定から除かれます。

選択肢4. 2階建て建物への直結の給水を確保するためには、配水管の最小動水圧は、0.15〜0.2MPaを標準とする。

問題文の通りです。

 

水道施設設計指針から抜粋します。

【 2階建て建築物への直結給水を可能とするため、配水管の最小動水圧は、0.15〜0.20MPa を標準とします。

さらに、受水槽の衛生上問題や、エネルギー有効利用のため、直結給水範囲を拡大する場合は、水道事業者自らが、給水区域内の建築物分布や地域特性を考慮し、対象範囲と、配水管の最小動水圧を決定します。 】

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02

上水道に関する問題です。

選択肢1. 配水管から給水管を分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、0.98MPaを超えないようにする。

 

配水管から給水管を分岐する箇所での

配水管内の最大静水圧は0.74MPaを超えないようにします。

 

よって設問の0.98MPaは誤りです。

選択肢2. 配水管を軟弱層が浅い地盤に敷設する場合には、管底以下、管径の1/5〜1/2程度(最低15cm)を砂又は良質土に置き換える。

 

文書の通りです。

 

配水管を軟弱地盤に布設する場合

地盤の支持力が不十分になります。

管の沈下や破損を防ぐ目的で

管底の地盤を良質土や砂に置き換えます。

選択肢3. 水の供給を受ける者の給水装置は、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えたときに、水漏れ、変形・破損その他の異常を生じないものとする。

 

文章の通りです。

 

水道法施行規則・給水装置の構造及び材質の基準に関する法令に

定められています。

選択肢4. 2階建て建物への直結の給水を確保するためには、配水管の最小動水圧は、0.15〜0.2MPaを標準とする。

 

文章の通りです。

 

 

0.15MPaを下回らず、0.15〜0.2MPaを標準にします。

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03

上水道に関する問題です。

この分野では、配水管の水圧基準、給水装置の耐圧性能、管路の布設方法などが頻出です。特に「最大静水圧」「最小動水圧」の数値はそのまま出題されることが多いため、基準値を整理して覚えておきましょう。

選択肢1. 配水管から給水管を分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、0.98MPaを超えないようにする。

誤りです。

配水管から給水管を分岐する箇所での最大静水圧は、一般的に 0.74MPa以下 とすることが基本です。

水圧が高すぎると給水装置や配管への負担が大きくなり、水漏れや設備故障の原因となるためです。

したがって、「0.98MPaを超えないようにする」という記述は誤りです。

選択肢2. 配水管を軟弱層が浅い地盤に敷設する場合には、管底以下、管径の1/5〜1/2程度(最低15cm)を砂又は良質土に置き換える。

正しいです。

軟弱地盤にそのまま配管を敷設すると、不等沈下や管の破損が発生するおそれがあります。

そのため、管底部分を砂や良質土に置き換え、安定した支持層を確保します。

置換厚さは、一般的に管径の1/5〜1/2程度で、最低15cm以上とされています。

選択肢3. 水の供給を受ける者の給水装置は、耐圧性能試験により1.75MPaの静水圧を1分間加えたときに、水漏れ、変形・破損その他の異常を生じないものとする。

正しいです。

給水装置は十分な耐圧性能を有する必要があります。

その基準として、

静水圧 1.75MPa

加圧時間 1分間

の耐圧試験を行い、水漏れや変形、破損などの異常が生じないことが求められています。

選択肢4. 2階建て建物への直結の給水を確保するためには、配水管の最小動水圧は、0.15〜0.2MPaを標準とする。

正しいです。

2階建て程度の建物へ直結給水を行う場合は、十分な給水圧力を確保する必要があります。

一般的には、

最小動水圧:0.15〜0.20MPa

を標準としています。

この範囲であれば、受水槽を設けなくても安定した給水が可能となります。

まとめ

 

上水道では、適切な水圧の確保と給水設備の保護が重要です。特に、最大静水圧・最小動水圧・給水装置の耐圧性能試験の基準値は頻出なので、数値とあわせて覚えておきましょう。また、軟弱地盤では管の沈下や破損を防ぐため、管底を砂や良質土に置き換えて施工することも重要なポイントです。

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