1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問40 (機器・材料・契約 問3)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問40(機器・材料・契約 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。
  • ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は、5〜7℃、コイル面通過風速は、5.0m/s前後で選定する。
  • ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。
  • 潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを備えたものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

空気調和機に関する問題です。

選択肢1. デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。

問題文の通りです。

 

デシカント空気調和機は、吸湿材(デシカント)を使って湿度をコントロールする空調機です。

外気の取り入れ時に、吸湿材を含んだデシカントロータで除湿し、部屋内に乾いた空気を導入します。

選択肢2. ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は、5〜7℃、コイル面通過風速は、5.0m/s前後で選定する。

ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は、5〜7℃、コイル面通過風速は、2.5~3.0 m/sで選定する

 

ユニットの運転は、室内に設置するサーモスタットやヒューミディスタットで室内温湿度を検出し、コイルへの供給熱量と加湿量を制御します。

ユニットの型番を選ぶ目安は、コイル面通過速度が一般的ですが、選定時の注意点は、異常音や異常振動がなく、点検口が十分に取れることなどです。

選択肢3. ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。

問題文の通りです。

 

大温度差送風方式は室内空気とコイル出口の温度差を大きくし、送風量を減らすことで、搬送動力削減をするものです。

低負荷時には換気量が不足して、室内の温度調整が十分にできない可能性があります。

選択肢4. 潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを備えたものである。

問題文の通りです。

 

室内には外気と室内空気の還気が混合した状態です。

冷房の負荷処理には、外からの負荷による室温変化の顕熱負荷処理と、室内温度を変えずに湿度に変える潜熱負荷処理があります。

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02

空気調和機に関する問題です。

選択肢1. デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。

 

文章の通りです。

 

デシカントローターとは

吸湿剤で構成されて外気中の水分を吸着し除湿します。

 

デシカント空気調和機はデシカントローターを備えています。

選択肢2. ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は、5〜7℃、コイル面通過風速は、5.0m/s前後で選定する。

 

コイル面通過風速は5.0m/s

一般的には2.0〜2.5m/s程度が標準設計値です。

 

よって設問は誤りです。

 

選択肢3. ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。

 

文章の通りです。

 

ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合

低負荷でも所定の換気量が確保されるように

設計・運転管理を行う必要があります。

選択肢4. 潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを備えたものである。

 

文章の通りです。

 

潜熱・顕熱分離形空気調和機は

・除湿効率の向上

・顕熱負荷と潜熱負荷の個別制御 等

の目的があります。

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03

空気調和機の種類やコイルの設計条件に関する問題です。

空調設備では、デシカント空調機や潜熱・顕熱分離形空調機の特徴に加え、ユニット形空気調和機のコイル選定条件も頻出です。

特に冷却コイルのコイル面通過風速はよく出題されるため、標準的な数値を覚えておきましょう。

選択肢1. デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。

正しいです。

デシカント空気調和機は、吸湿材を含んだデシカントローターによって外気中の水分を吸着し、除湿を行う空調機です。

湿度負荷の大きい建物や高い除湿性能が求められる施設で採用されます。

選択肢2. ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は、5〜7℃、コイル面通過風速は、5.0m/s前後で選定する。

誤りです。

供給冷水温度を5〜7℃程度とするのは一般的ですが、コイル面通過風速は通常、

2.5〜3.0m/s程度

で選定します。

5.0m/sでは風速が大きすぎるため、圧力損失の増加や水滴飛散(キャリーオーバー)の原因となります。

選択肢3. ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。

正しいです。

大温度差送風方式は、送風温度と室温の差を大きくすることで送風量を削減し、搬送動力を低減する方式です。

しかし低負荷時には送風量も減少するため、必要換気量が不足しないよう配慮する必要があります。

選択肢4. 潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを備えたものである。

正しいです。

潜熱・顕熱分離形空気調和機は、

外気の除湿を行う潜熱処理

室内の温度調整を行う顕熱処理

を分担して行う方式です。

潜熱負荷と顕熱負荷を個別に処理できるため、高効率な空調運転が可能となります。

まとめ

空気調和機には、デシカント空調機や潜熱・顕熱分離形空調機など、それぞれ特徴の異なる方式があります。また、ユニット形空気調和機では、冷却コイルのコイル面通過風速は一般的に2.5~3.0m/s程度で設計します。空調機の種類ごとの特徴と、コイルの標準的な設計条件をあわせて覚えておきましょう。

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