1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問71 (問題B ユニットf 問6)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問71(問題B ユニットf 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

配管及び配管付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、フレキシブルジョイントを介して接合する。
  • 管径が100mmの屋内排水管の直管部には、15m以内の間隔で掃除口を設ける。
  • 通気横走り管を通気立て管に接続する場合は、通気立て管に向かって下がり勾配とする。
  • 冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は、管内が正圧になる箇所に設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

配管及び配管付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、フレキシブルジョイントを介して接合する。

イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、絶縁ユニオンまたは絶縁フランジを介して接合する

 

電位差が大きい異種金属の接合は、ガルバニック腐食が起こるため、2つの異種金属を電気的に絶縁する必要があります

ステンレス鋼管との接続を例に挙げると、銅管や青銅管は電位が近似しているため、問題ありません。

鉛管との接合は、はんだ成分に鉛が含まれ表面が不働態化されるため、問題ありません。

炭素鋼管や鋳鉄管や黄銅管は、電位差が大きく電気的に絶縁して接合します。

選択肢2. 管径が100mmの屋内排水管の直管部には、15m以内の間隔で掃除口を設ける。

問題文内容通りです

 

排水管の掃除口は次の要領によります。

・掃除口の取付け箇所は、排水横主管および排水横枝管の起点とします。

・排水管の管径が100 mm以内であれば、15m以内に設置し、100 mmを超えるときは、30 m以内とします。

選択肢3. 通気横走り管を通気立て管に接続する場合は、通気立て管に向かって下がり勾配とする。

通気横走り管を通気立て管に接続する場合は、通気立て管に向かって上がり勾配とする

 

通気管中に水滴が生じるため、水滴が自然に流れ落ちて排水管に流れるようにします。

選択肢4. 冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は、管内が正圧になる箇所に設ける。

問題文内容通りです

 

冷温水管は、熱膨張に対して配慮する必要があります。

・管内に空気だまりが生じないように、横走り管は上りか下り勾配とし、頂部に空気抜き弁を取付けます。

・自動空気抜き弁は、負圧部に取付けると空気を吸い込んでしまうため、管内の圧力が負圧になるところに取付けないように留意します。

・自動空気抜き弁の排気口は、近くの排水管に間接的に排水します。

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02

配管・附属品の施工に関する問題です。

 

選択肢1. イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、フレキシブルジョイントを介して接合する。

 

イオン化傾向が大きく異なる異種金属管の接合には

絶縁継手を使用し接続します。

 

よって設問は誤りです。

選択肢2. 管径が100mmの屋内排水管の直管部には、15m以内の間隔で掃除口を設ける。

 

文章の通りです。

 

管径が100mmの屋内排水管には

15m以内間隔で掃除口を設けます。

選択肢3. 通気横走り管を通気立て管に接続する場合は、通気立て管に向かって下がり勾配とする。

 

通気横走り管を通気立て管に接続する場合、

上がり勾配とします。

 

よって下がり勾配は誤りです。

選択肢4. 冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は、管内が正圧になる箇所に設ける。

 

文章の通りです。

 

自動空気抜き弁は管内が正圧になる部分に設けます。

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03

JIS規格に基づいた数値基準と施工目的に応じた部材の使い方を把握して問題文を読み取りましょう。

選択肢1. イオン化傾向が大きく異なる異種金属管を接合する場合は、フレキシブルジョイントを介して接合する。

誤りです。正答です)絶縁ユニオンまたは絶縁フランジを介して接合します

 

異種金属管を直接接合すると、電位差によって「ガルバニック腐食(異種金属接触腐食)」が発生します。特に、イオン化傾向が大きく異なる金属同士を接合すると、腐食が進行しやすくなります。これを防ぐために、電気的に絶縁した状態で接合する必要があります。

選択肢2. 管径が100mmの屋内排水管の直管部には、15m以内の間隔で掃除口を設ける。

正しいです。

管径が100mmを超える場合は30m以内ごとに設けます。

掃除口の適切な設置は、排水管の点検や清掃、詰まりの予防にとって非常に重要な要素です。

選択肢3. 通気横走り管を通気立て管に接続する場合は、通気立て管に向かって下がり勾配とする。

誤りです。正答です)上がり勾配です。

 

通気横走り管は、排水管の空気の流れを補助するために設けられますが、通気管内にも結露や雨水などで水滴が生じることがあります。「下がり勾配」にしてしまうと、水が通気立て管側に溜まり、通気不良や悪臭の原因になるおそれがあります。

選択肢4. 冷温水配管に自動エア抜弁を設ける場合は、管内が正圧になる箇所に設ける。

正しいです。

冷温水配管では、運転中に空気が管内に混入したり、溶存空気が気泡として分離したりすることがあります。

この空気が配管内に溜まると、流量の低下や騒音、熱交換効率の低下などのトラブルの原因になります。

そのため、空気を自動的に排出するための「自動エア抜弁」を設けます。

ただし、負圧(真空に近い圧力)になっている箇所に設けると、外気を吸い込んでしまうおそれがあるため、必ず正圧の箇所に設置する必要があります。

まとめ

空気の管理は、配管システムの安定運転にとって重要なので、設置位置の圧力条件を見極めることが大切です。

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