1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問72 (問題B ユニットf 問7)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問72(問題B ユニットf 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 横走りダクトの振れ止め支持は、12m以下の間隔で行い、立てダクトは各階1か所以上に振れ止め支持を行う。
  • コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール(Nシール)は、コーナー金物とフランジ押さえ金具にシールを行う。
  • 長方形ダクトの角部の継目は、ピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜ等とし、原則として継目箇所は2か所以上とする。
  • コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジ用ガスケットの継目は、コーナー部においてオーバーラップさせる。

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この過去問の解説 (3件)

01

ダクト及びダクト附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 横走りダクトの振れ止め支持は、12m以下の間隔で行い、立てダクトは各階1か所以上に振れ止め支持を行う。

問題文内容通りです

 

ダクトの吊り及び支持は次のように行います。

1) 吊り金物の山形鋼の長さは、保温も含めダクトの横幅以上とします。

2) 横走り主ダクトは、12m以下ごとに、振れ止め支持を行い、横走り主ダクト末端部に、振れ止め支持を行います。

3) 壁貫通で振れを防止できるときは、貫通部と吊りを合わせて振れ止め支持とすることができます。

4) 立てダクトには、各階1か所以上振れ止め支持で固定します。

5) ダクトの振動の伝播防止が必要な時は、防振材を使って吊りと支持を行います。

選択肢2. コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール(Nシール)は、コーナー金物とフランジ押さえ金具にシールを行う。

コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール(Nシール)は、コーナー金物とフランジ部にシールを行う

 

空気漏洩防止、雨水侵入防止などで、シールを施します。

シー基材には、シリコン系、ニトリルゴム系、ブチルゴム系などを機材としています。

Nシールは、コーナーボルト系では金物とフランジ部をシールします。

部位によって、Aシール、Bシール、Cシール、があり、ダクトによってシールの組み合わせが異なります。

下図に、コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール施工図を参考として挙げます。

選択肢3. 長方形ダクトの角部の継目は、ピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜ等とし、原則として継目箇所は2か所以上とする。

問題文内容通りです

 

長方形ダクトの継目は、ダクトの強度を保つために、原則2か所以上とします。

接続方法には、1点接続法、2点接続法、4点接続法があります。

継目の構造として、ピッツバーグはぜ、ボタンパンチスナップはぜを使います。

選択肢4. コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジ用ガスケットの継目は、コーナー部においてオーバーラップさせる。

コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジ用ガスケットの継目は、周辺部の中央部でオーバーラップさせる

 

スライドオンフランジダクトは、鋼板を成形加工したフランジ部を、コナー用金具で組立てて、フランジとします。

フランジ間の接続は、4隅のボルト・ナットと、専用のフランジ押さえ金具で接続し、フランジ間に、繊維系やゴム系のガスケットテープを取付け、フランジシールを施工します。

ガスケットテープはフランジ周囲に取付け、1周回ってから切断しますが、切断が正確でないとすき間が露出し、空気漏れの原因になります。

そのため、ガスケットテープを長めに切断し、ガスケットのオーバーラップ部位を設け、

オーバーラップによって、ガスケットからの漏れをなくします。

下図に、イメージを紹介します。

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02

ダクト・附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 横走りダクトの振れ止め支持は、12m以下の間隔で行い、立てダクトは各階1か所以上に振れ止め支持を行う。

 

文章の通りです。

 

耐震支持を必要とする場合、

12m以下ごとに1箇所、形鋼振れ止め支持を設けます。

選択肢2. コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール(Nシール)は、コーナー金物とフランジ押さえ金具にシールを行う。

 

シール材は気密性水密性を確保する際に使用します。

フランジ押さえ金具はシール材不要です。

 

よって設問は誤りです。

選択肢3. 長方形ダクトの角部の継目は、ピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜ等とし、原則として継目箇所は2か所以上とする。

 

文章の通りです。

 

長方形ダクトは4辺で構成されているため、

2枚の鋼板を折り曲げて2箇所の継ぎ目にします。

角部継ぎ目部にピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜで

2箇所以上使用します。

選択肢4. コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジ用ガスケットの継目は、コーナー部においてオーバーラップさせる。

 

コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジガスケットは

中央部でオーバーラップします。

 

よってコーナー部でオーバーラップは誤りです。

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03

取り扱いや機械の保守点検が不便になるとき、必要に応じて施工方法を変える必要があります。 

選択肢1. 横走りダクトの振れ止め支持は、12m以下の間隔で行い、立てダクトは各階1か所以上に振れ止め支持を行う。

正しいです。

このような支持方法は、地震や振動などによるダクトの揺れを防ぎ、設備の安全性と耐久性を確保するために重要です。特に高層建築や長尺のダクトでは、振れ止めの設置間隔や位置が厳密に定められています。

選択肢2. コーナーボルト工法ダクトのコーナー部のシール(Nシール)は、コーナー金物とフランジ押さえ金具にシールを行う。

誤りです。正答です)「フランジ押さえ金具」ではなく「フランジ部」です。

ダクト本体を成型加工してフランジに組み立てたあと、コーナーピースを取付けるために、4隅のボルト・ナットと専用のフランジ押さえ金具(クリップ等)で接続する。シール材は気密性を保つためフランジの直接4隅に沿って塗ります。

選択肢3. 長方形ダクトの角部の継目は、ピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜ等とし、原則として継目箇所は2か所以上とする。

正しいです。

板金加工の分野で「はぜ」とは、板を接続する場合に用いる折り曲げの部分のことを指します。

選択肢4. コーナーボルト工法ダクトに使用するフランジ用ガスケットの継目は、コーナー部においてオーバーラップさせる。

誤りです。正答です)中央部です。

 

フランジ式接続のメリットは、高圧高温でも扱える耐久性、  修理や交換が比較的簡単に行えるという特徴があります。

デメリットは必要な部品が多く、コストが高いことです。

まとめ

これらは暗記するものではなく、「なぜそうなっているか」を知っておくことが重要です。規格に頼れる環境だからこそ、基礎を一度整理しておく価値があります。

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