1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問3 (問題A ユニットa 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問3(問題A ユニットa 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す水平な円管内を空気が流れている場合、点Aの静圧として、適当なものはどれか。
ただし、点Aの風速は5m/s、点Bの風速は10m/s、点Bの静圧は5Pa、点Aと点Bの間の圧力損失は5Pa、空気の密度は1.2kg/m3とする。
問題文の画像
  • 16Pa
  • 32Pa
  • 45Pa
  • 55Pa

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

水平な円管内の2点における、静圧の違いを求める問題です。

 

ベルヌーイの定理は、管内を流れる流体のエネルギーは、どの点でも同じと言うことです。

(1/2)ρv2+p+ρgh=一定

ρ:流体密度 [kg/m3]、v:流速 [m/s]、p:圧力 [Pa]、g:重力加速度 9.8 [m/s2]、h:管の高さ [m]

高さが同じ水平配管であれば、ρghはどこでも一定となるため、ρgh=0として扱います。

 

流体が流れる水平管内のある点に物体があったとき、物体の正面では流れがせき止められ、流速が0となり、この点をよどみ点と言います。

よどみ点の圧力をPt、よどみ点の前方の物体の影響を受けない流体の圧力をPs、流速をvとすれば、ベルヌーイの定理から、次のようになります。

Pt=Ps+(1/2)ρv2

それぞれの圧力を、Pt:全圧、Ps:静圧、(1/2)ρv2動圧、と言います。

 

A点の全圧をPta、静圧をPsa、動圧は(1/2)ρva2

B点の全圧をPtb、静圧をPsb、動圧は(1/2)ρvb2

A点とB点の全圧の差が、圧力損失となることから、Pta-Ptb=Δpです

 

全圧・静圧・動圧の関係式を当てはめれば、

Psa+(1/2)ρva2-Psb-(1/2)ρvb2=Δp

Psa+(1/2)×1.2×52-5-(1/2)×1.2×102=5

Psa=-15+5+60+5=55 [Pa]

選択肢1. 16Pa

 

計算の誤りか、数式の立て方の誤りです。

選択肢2. 32Pa

 

計算の誤りか、数式の立て方の誤りです。

選択肢3. 45Pa

 

計算の誤りか、数式の立て方の誤りです。

選択肢4. 55Pa

 

解説の計算通りです。

参考になった数0