1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問11 (問題A ユニットa 問11)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問11(問題A ユニットa 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

電気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • UPS(無停電電源装置)は、停電が生じても連続して電力を供給する装置である。
  • D種接地工事の接地抵抗値は、1,000Ωとする。
  • D種接地工事は、300V以下の低圧用電気機械器具の外箱等に施す接地工事である。
  • SPD(サージ防護デバイス)は、雷から機器を保護する装置である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

電気設備に関する問題です。

選択肢1. UPS(無停電電源装置)は、停電が生じても連続して電力を供給する装置である。

問題文の内容通りです

 

UPS(交流無停電電源装置)は、交流入力電源に異常が生じたときに、電圧・周波数が負荷要求の定常及び過渡的許容範囲にあり、ひずみ率と電力瞬断時間も負荷要求の許容範囲の電力を、連続して供給する状態を確保できる電源装置です。

選択肢2. D種接地工事の接地抵抗値は、1,000Ωとする。

D種接地工事の接地抵抗値は、100 Ωとするが、低圧電路に地絡を生じたときに、0.5秒以内に電路を自動的に遮断する装置を施設する場合は、500 Ωとする

 

設置工事の種類に応じた接地抵抗値は以下のようになります。

設置工事の種類接地抵抗
A種接地工事10 Ω
B種接地工事

設置工事を施す

変圧器の種類

変圧器の高圧側か特別

高圧側の電路との混触

で、低圧電路の対地電圧

が150Vを超えたとき、

自動的に高圧か特別

高圧電路の遮断装置を

設けるときの遮断時間

接地

抵抗値

 [Ω]

下記以外の場合 150/Ig

高圧か35000V

以下の特別高圧

電路を結合する

もの

1秒を超え2秒以下300/Ig
1秒以下600/Ig
C種接地工事

10 Ω

500 Ω(低圧電路に、地絡を生じたときに0.5秒以内

に電路を自動的に遮断する装置を施設する場合。)

D種接地工事

100 Ω

500 Ω(低圧電路に、地絡を生じたときに0.5秒以内

に電路を自動的に遮断する装置を施設する場合。)

選択肢3. D種接地工事は、300V以下の低圧用電気機械器具の外箱等に施す接地工事である。

問題文の内容通りです

 

300 V以下の機器の鉄台、金属製外箱、金属管などで、人が触れる恐れがあるものに、D種接地工事を施します。

選択肢4. SPD(サージ防護デバイス)は、雷から機器を保護する装置である。

問題文の内容通りです

 

サージ防護デバイスは、雷電流と分流電流とそれに起因する電磁気の影響で起こる雷サージから、建物内にある設備機器を防護する装置で、防護する領域と雷エネルギーに合ったSPDを選定・設置し、雷サージを安全に放流して設備機器を保護します。

参考になった数0