1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問13 (問題A ユニットa 問13)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問13(問題A ユニットa 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート造の建築物に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • コンクリートの単位セメント量は、乾燥収縮によるひび割れを防止するためには少ない方がよいが、少なすぎるとワーカビリティーが悪くなる。
  • コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打継ぎは、応力の小さいところで行う。
  • 鉄筋のかぶり厚さの確保には、火災時に鉄筋の強度低下を抑える効果がある。
  • 柱や梁などの部材に生じる応力は、曲げモーメント、せん断力の2種類である。

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この過去問の解説 (1件)

01

鉄筋コンクリート造の建築物に関する問題です。

選択肢1. コンクリートの単位セメント量は、乾燥収縮によるひび割れを防止するためには少ない方がよいが、少なすぎるとワーカビリティーが悪くなる。

問題文の内容通りです

 

単位セメント量は、1m3のコンクリートを作るときのセメント質量(kg)です。

単位セメント量は、水和熱や乾燥収縮によるひび割れを防止するには、できるだけ少なくし、過少になるとワーカビリティが悪くなり、施工欠陥が起こりやすくなります。

単位セメント量の下限値は、270 kg/m3 です。

選択肢2. コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打継ぎは、応力の小さいところで行う。

問題文の内容通りです

 

コンクリートの打継ぎは、以下の点を考慮します。

1) 打ち継ぎはできるだけ少なくし、応力の小さい所で行います

2) 梁の付け根での打ち継ぎは、避けるようにします。

3) 柱の打ち継ぎ位置は、床スラブ上端とします。

選択肢3. 鉄筋のかぶり厚さの確保には、火災時に鉄筋の強度低下を抑える効果がある。

問題文の内容通りです

 

鉄筋のかぶり厚さは、建築基準法で、最小かぶり厚さが定められていますが、実際では、やや大きい厚さが用いられます。

鉄筋のかぶり厚さの目的は、

・火災時に鉄筋を保護する。

・鉄筋の錆を防止する。

・鉄筋とコンクリートとの付着を確保する。

ためです。

選択肢4. 柱や梁などの部材に生じる応力は、曲げモーメント、せん断力の2種類である。

柱や梁などの部材に生じる応力は、曲げモーメント、せん断力、軸力(引張力や圧縮力)の3種類である

 

構造物に何らかの外力を受けて吊り合っているとき、構造物の任意の部分に作用する力が応力です。

応力には、材の軸方向に作用する軸力(引張力、圧縮力)、材を直角に切断する力であるせん断力、材を曲げようとする曲げモーメントが働きます。

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