1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問20 (問題A ユニットb 問6)
問題文
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問20(問題A ユニットb 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 受電並列運転(系統連系)は、コージェネレーションシステムによる電力と商用電力を接続し、一体的に電力を供給する方式である。
- マイクロガスタービン発電機を用いるシステムでは、ボイラー・タービン主任技術者の選任は不要である。
- 燃料電池を用いるシステムは、同容量の原動機式と比べて騒音・振動は小さいが、発電効率は低い。
- ガスコージェネレーションシステムは、所定の条件を満たすことで常用防災兼用発電装置とすることが可能である。
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この過去問の解説 (1件)
01
コージェネレーションシステムに関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
受電並列運転(系統連系)は、コージェネレーションによる発電電力を、商用電源と接続し、一体化して電力を供給する方式で、電力負荷の多少に左右されずに効率的な運転が可能になります。
ただし、電力会社の電力供給設備や他の需要家への悪影響が無いように、「電気設備に関する技術基準の解釈」(経済産業省)などに準拠する必要があります。
正
問題文の内容通りです。
マイクロガスタービンを搭載したコジェネレーションパッケージでは、電気事業での小型ガスタービンの次の3つの要件を満たしているため、ボイラー・タービン主任技術者の専任は不要です。
1) 電力出力が300 kW未満であること。
2) 最高使用圧力が、1000 Pa未満であること。
3) 最高使用温度が、1400℃未満であること。
誤
燃料電池を用いるシステムは、同容量の原動機式と比べて騒音・振動は小さく、発電効率が高い。
燃料電池は、水素と酸素を反応させ、水の電気分解とは逆の原理の発電装置です。
排熱は温水や蒸気で取り出し、水素は都市ガスを改質して製造します。
同容量の原動機と比べると、騒音や振動はほとんどなく、発電効率が高いことが特徴です。
窒素酸化物や硫黄酸化物の排出も非常に少なく、環境負荷低減効果が、原動機に比べ、大きいことも特徴です。
正
問題文の内容通りです。
気体燃料で駆動するコジェネレーションは、所定の条件を満たすことで、消防法上の非常用電源として許可され、常用防災兼用としてエネルギーセキュリティを高く維持し、コストとスペース上のメリットを生じます。
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