1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問21 (問題A ユニットb 問7)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問21(問題A ユニットb 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

空気熱源ヒートポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ガスエンジンヒートポンプは、一般的に、エンジンの排気ガスや冷却水からの排熱を回収するための熱交換器を備えている。
  • 電気式の場合、暖房時の除霜運転は、一般的に、冷房サイクルに切り替えて行う。
  • 空冷ユニットを複数台連結するモジュール型は、法定冷凍トンの算定をする場合、連結する全モジュールを合算しなければならない。
  • 冷房サイクルと暖房サイクルの切り替えは、一般的に、配管回路に設置された四方弁により行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

空気熱源ヒートポンプに関する問題です。

選択肢1. ガスエンジンヒートポンプは、一般的に、エンジンの排気ガスや冷却水からの排熱を回収するための熱交換器を備えている。

問題文の内容通りです

 

ガスエンジンヒートポンプは、ガスエンジン駆動のヒートポンプ装置で、エンジンの廃熱を有効利用して省エネ効果を目的としたもので、エンジンの排ガスや冷却水廃熱を回収し、暖房・給湯加熱・吸収種域冷凍機熱源・空気調和機再熱に有効供給します。

圧縮機は往復圧縮機やスクリュー圧縮機を使います。

選択肢2. 電気式の場合、暖房時の除霜運転は、一般的に、冷房サイクルに切り替えて行う。

問題文の内容通りです

 

空気熱源ヒートポンプは、外気が3~5℃以下、相対湿度75~85%以上では、空気熱交換器の表面に霜がつき蒸発しにくくなり、熱交換ができなくなるため、除湿には、四方弁を冷房サイクルに切換え、熱交換器に高温・高圧のガスを流し、除湿します。

選択肢3. 空冷ユニットを複数台連結するモジュール型は、法定冷凍トンの算定をする場合、連結する全モジュールを合算しなければならない。

空冷ユニットを複数台連結するモジュール型は、法定冷凍トンの算定をする場合、連結する全モジュールを合算する必要はない

 

空冷ユニットを複数台連結するモジュール型は、複数台のチラーの冷水系を共通化しても、法定冷凍トンを合算する必要がありません。(高圧ガス保安法改正で変更になりました)。

1モジュール型チラーを何台連結しても、法的には1モジュールの冷凍機の取扱いとなります。

選択肢4. 冷房サイクルと暖房サイクルの切り替えは、一般的に、配管回路に設置された四方弁により行う。

問題文の内容通りです

 

下図に空気熱源ヒートポンプの冷房と暖房のサイクル図を示します。

図のように、冷房と暖房では、四方弁によりサイクルの切換えが行われます。

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