1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問28 (問題A ユニットb 問14)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問28(問題A ユニットb 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 受水タンクの有効水量は、1日予想給水量とする。
  • 受水タンクの底部には吸込みピットを設け、底面の勾配はピットに向かって1/100程度とする。
  • 高置タンク方式における高置タンクの有効水量は、一般的に、時間最大予想給水量に0.5を乗じた量とする。
  • 高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、一般的に、時間最大予想給水量とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

給水設備に関する問題です。

選択肢1. 受水タンクの有効水量は、1日予想給水量とする。

受水タンクの有効水量は、1日予想給水量の半日分とする

 

受水タンクの有効容量は、一般的には1日の予想給水量の 1/2 とします。

なお、予想給水量の割合を幾つとするかは、自治体ごとに算定が異なります。

受水タンクの要領を必要以上に大きくすると、残留塩素が減ってしまいます。

選択肢2. 受水タンクの底部には吸込みピットを設け、底面の勾配はピットに向かって1/100程度とする。

問題文の内容通りです

 

飲料用給水タンクは、タンク内部の点検・保全を容易に行うために、次のようにします。

1) 水抜き管を設置し、間接排水とします。

2) タンク底部に、約1/100 の勾配を設けます。

3) タンク底部に排水溝・吸込みピットを設置します。

4) タンク清掃時に汚染の原因となる断水を避けるために、タンクを2槽以上に分けるか、1槽内に隔壁を設けることが望ましいです。

選択肢3. 高置タンク方式における高置タンクの有効水量は、一般的に、時間最大予想給水量に0.5を乗じた量とする。

問題文の内容通りです

 

高置タンクの要領と揚水ポンプの揚水量は相互関係にあり、揚水量を多くすれば高置タンクの容量を小さくできますが、揚水ポンプの発停が頻繁となって耐久性に支障をきたします。

一般的には、高置タンクの容量 Vhは、次式で求めます。

Vh=(0.5~1.0)×Qhm

有効水量は、0.5とします。

Qhm:時間最大予想給水量

選択肢4. 高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、一般的に、時間最大予想給水量とする。

問題文の内容通りです

 

高置タンク方式の揚水ポンプの揚水量Qは、次式で求めます。

Q=Qhm/60 [L/min]

Qhm:時間最大予想給水量 [L/h]

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