1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問35 (問題A ユニットb 問21)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問35(問題A ユニットb 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 都市ガス設備の工事は、ガス事業者、又はガス事業者が認めた施工者が施工する。
  • 都市ガス本支管から分岐し、需要家に引き込まれる導管のうち、本支管分岐箇所から敷地境界線までの導管を供給管という。
  • 液化石油ガス配管の気密試験は、空気又は不活性ガスにより圧力をかけ、漏えい検知液や石けん液などを用いて漏えいがないことを確認する。
  • 液化石油ガスのガス漏れ警報器の検知部は、ガス機器から水平距離4m以内で、かつ検知部の上端が床面より0.6m以内に設置する。

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この過去問の解説 (1件)

01

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 都市ガス設備の工事は、ガス事業者、又はガス事業者が認めた施工者が施工する。

問題文の内容通りです

 

都市ガス設備は、「ガス事業法・令・規則」「ガス工作物の技術上に技術基準を定める省令」「ガス工作物の技術上の基準の細目を定める告示」などの規定に適合する施工が必要です。

都市ガス設備の工事は、ガス事業者か、ガス事業者が認めた工事業者が施工します。

選択肢2. 都市ガス本支管から分岐し、需要家に引き込まれる導管のうち、本支管分岐箇所から敷地境界線までの導管を供給管という。

問題文の内容通りです

 

導管の種類には、最高使用圧によって、低圧導管・中圧導管・高圧導管に区分され、銅管の敷設位置から本管・支管(本支管)・供給管・内管に区分されます。

 

・本支管は、道路に平行に布設される導管で、口径の大きいものを本管、小さいものを支管と言います。

・供給管は、本支管から分岐し、需要家に引き込まれる導管のうち、本支管分岐箇所から敷地境界線までの導管です

・内管は、需要家に引き込まれる導管のうち、敷地境界線からガス栓までの導管です。

選択肢3. 液化石油ガス配管の気密試験は、空気又は不活性ガスにより圧力をかけ、漏えい検知液や石けん液などを用いて漏えいがないことを確認する。

問題文の内容通りです

 

中圧部の気密試験は、空気や窒素などの不活性ガスで、0.15 MPa以上の圧力をかけ、漏洩検知器か石鹸水を継手部に塗布し、漏洩のないことを確認します。

配管容積気密試験圧力保持時間
50 Lを超え 1 m3未満24分間
1 m3を超え 10 m3未満240分以上

 

低圧部の気密試験は、空気や窒素などの不活性ガスで、8.4 kPa以上 10 kPa以下の圧力をかけ、漏洩検知器か石鹸水を継手部に塗布し、漏洩のないことを確認します。

当該供給管の内容積気密試験圧力保持時間
10 L以下5分以上
10 Lを超え 50 L以下10分以上
50 Lを超える24分以上

選択肢4. 液化石油ガスのガス漏れ警報器の検知部は、ガス機器から水平距離4m以内で、かつ検知部の上端が床面より0.6m以内に設置する。

液化石油ガスのガス漏れ警報器の検知部は、ガス機器から水平距離4m以内で、かつ検知部の上端が床面より0.3m以内に設置する

 

ガス漏れ警報器の設置位置は、次のように決められています、

1) 空気に対する比重が1より小さいガスの場合(都市ガス)

ガス機器から水平距離で 8 m以内で、天井面から 30 cm以内の位置に設置します。

 

2) 空気に対する比重が 1より大きいガスの場合(液化石油ガス)

ガス機器から水平距離が 4 m以内で、床面からの高さが 30 cm以内の位置に設置します

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