1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問47 (問題B ユニットd 問3)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問47(問題B ユニットd 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ヒストグラムは、計量したデータをいくつかの区間に分けて柱状図で示すことにより、大体の平均値やばらつきの状況を把握することができる。
  • 散布図は、グラフに点をプロットしたもので、関係のある2つのデータの相関関係がわかる。
  • パレート図は、データをプロットして結んだ折れ線と管理限界線により、データの時間的変化や異常なばらつきがわかる。
  • 層別とは、データの特性を適当な範囲別にいくつかのグループに分けることをいい、データ全体の傾向や管理対象範囲の把握がしやすくなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

品質管理に関する問題です。

選択肢1. ヒストグラムは、計量したデータをいくつかの区間に分けて柱状図で示すことにより、大体の平均値やばらつきの状況を把握することができる。

問題文の内容通りです

 

ヒストグラムは、計量したデータの分布を、縦軸に度数、横軸に計量数をある幅ごとに区分し、その幅を底辺に柱状図で表したグラフで、上限と下限の規格値を縦棒線として挿入します。

ヒストグラムから、次のことが分かります。

・規格や標準値から外れているかどうか。

・データの全体分布。

・大体の平均とバラツキ。

・工程の異常の有無。

選択肢2. 散布図は、グラフに点をプロットしたもので、関係のある2つのデータの相関関係がわかる。

問題文の内容通りです

 

散布図は、関係のある2つの対となったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとって、両者の対応する点をグラフにプロットした図です。

散布図から次のことが分かります。

・対応する2つのデータの関係の有無。

・関係があれば、その管理対策。

選択肢3. パレート図は、データをプロットして結んだ折れ線と管理限界線により、データの時間的変化や異常なばらつきがわかる。

管理図は、データをプロットして結んだ折れ線と管理限界線により、データの時間的変化や異常なばらつきがわかる

 

パレート図は、不良品・欠点・故障などの発生個数を、現象や原因別に分類し、大きい順に並べ、大きさを棒グラフとし、これらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図です。

パレート図によって、次のことが分かります。

・大きな不良項目。

・不良項目の順位。

・不良項目がそれぞれ全体に占める割合。

 

管理図は、データをプロットした点を直線で結んだ折れ線グラフで、グラフの中に異常が分かるように中心線と管理限界線を記入します。

管理図で分かることは次です。

・データの時間的変化。

・異常なバラツキの早期発見。

選択肢4. 層別とは、データの特性を適当な範囲別にいくつかのグループに分けることをいい、データ全体の傾向や管理対象範囲の把握がしやすくなる。

問題文の内容通りです

 

層別とは、データ特性を適当な範囲別に、いくつかのグループに分けることで、ヒストグラム作成時に行われます。

層別によって次のような効果が現れます。

・データ全体の傾向を、把握しやすくします。

・グループ間の違いを明確化します。

・管理対象範囲が把握しやすくなります。

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