1級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問50 (問題B ユニットd 問6)

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問題

1級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問50(問題B ユニットd 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 突合せ溶接の開先にはV形開先、面取り、I形開先等があり、鋼管の管厚さが4mm以上の場合は、一般的に、V形開先とする。
  • 鋼管の溶接部検査には目視検査のほかに、溶込み不足の確認としては、必要に応じ放射線透過検査を行う。
  • 銅管の差込み接合は、銅管差込部の外面と管継手の受口にフラックスを薄く均一に塗布する。
  • 排水管の満水試験は、系統中の最高開口部から下へ3mの配管を除き、30kPa以上の圧力で行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

配管及び配管附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 突合せ溶接の開先にはV形開先、面取り、I形開先等があり、鋼管の管厚さが4mm以上の場合は、一般的に、V形開先とする。

問題文の内容通りです

 

突合せ溶接の開先の比較を以下に示します。

開先名称開先形状寸法備考
V形開先図1

t=4mm以上

 16mm以下

α=60°±10°

R=1.6±0.8mm

G 6mm未満

2.4±0.8

  6mm以上

3.2±0.8

t:管の肉厚

α:ベベル角度

G:ルート間隔

 

面取り図2

t=4mm未満

G=2.4±0.8mm

R=約1/2

 
I形開先図3G=0~2 mmJIS G 3448に適用

選択肢2. 鋼管の溶接部検査には目視検査のほかに、溶込み不足の確認としては、必要に応じ放射線透過検査を行う。

問題文の内容通りです

 

溶接部の検査は、目視検査の他に、非破壊検査を、下表のように行います。

欠陥の種類

浸透探傷検査または

磁粉探傷検査

放射線透過検査
割れ
溶け込み不良
アンダーカット
ブローホール×
スラグ巻き込み×

◎:検出可能、△:条件により可能、×:不適当

選択肢3. 銅管の差込み接合は、銅管差込部の外面と管継手の受口にフラックスを薄く均一に塗布する。

銅管の差込み接合は、銅管の管継手に挿入する部分の外面に、フラックスを、はけではち巻状に塗布し、銅管を管継手の止めに当たるまで差込み、1~2回転させてフラックスを均一になじませる

 

銅管の差込み接合は、銅管の差込み部と管継手受け口との 0.05 mm~0.15 mmの隙間にろうを毛細管現象で吸い込ませて接合する方式です。

施工時当たっては、次項に留意します。

1) 配管外面の酸化膜や油脂を除去するため、ナイロンたわし・スチールウール・ワイヤーブラシなどで磨きます。

2) 銅管の管継手に挿入する部分の外面に、フラックス(接合面の酸化被膜の除去が目的で使う融剤)を、はけではち巻状に塗りますが、管継手の内面には塗ってはいけません

3) フラックスを塗布した銅管を管継手の止めに当たるまで差込み、1~2回転させてフラックスを均一になじませます

4) 接合部を 30~60 mm離れた部分から均等に加熱し、接合部をろう付け適温とします。

5) 適温維持のまま、銅管を管継手の境界部にろうを押し当て、毛細管現象で吸い込ませます。

6) ろう付け後、すみやかに冷却しますが、水をかけての急冷は避けます。

冷却後は、外面に付着したフラックスをふき取ります。

 

問題文の「銅管差込部の外面と管継手の受口にフラックスを薄く均一に塗布する」は、管継手の内面にフラックスが入る可能性があり、管継手の内面には塗らないことに、反します。

選択肢4. 排水管の満水試験は、系統中の最高開口部から下へ3mの配管を除き、30kPa以上の圧力で行う。

問題文の内容通りです

 

排水管は、配管途中や隠ぺい・埋戻しあるいは配管完了後の被覆施工前に、満水試験を行います。

満水後30分間以上放置し、満水状態を調べ、減衰があれば、配管全体を調査して漏水個所の特定・修理を行います。

 

空衛学会の基準では、満水試験については、「系統中の最高部から下へ 3m までの配管を除き、いかなる部分も 30kPa 未満の水圧で試験してはならない」となっています。

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